和歌山県橋本市北宿の玉川峡にある修験者の行場「五光の滝(ごこうのたき)」は、今春も滔々と瀑布(ばくふ)がきらめき、その登山口に「どうぞご自由にお使いください」と並んだ杖を使って訪れる観光客の心を潤している。 登山口の案内板によると、この五光の滝は落差約30メートル」もの高さで、明治維新まで高野山の… 続きを読む
多くの家族連れに愛されている、和歌山県橋本市の杉村公園で1月21日、近くの市立紀見小学校の子どもたちが、若々しいツツジ(躑躅)の苗木110本を植樹。「きっと綺麗な花を咲かせてほしい」と眺めていた。 同公園は、実業家の故・杉村林之助(すぎむら・りんのすけ)さんが昭和45年(1970)、庭園(丘陵地12… 続きを読む
弘法大師・空海開創の真言律宗・妙楽寺(橋本市東家)で1月中旬、ザクロ(柘榴)の若木から沢山のザクロが色づきはじめ、歴史深い聖域の新春風情を繰りひろげている。 同寺は820年(弘仁11)に弘法大師が開創、姪(めい)の如一尼(にょいちに)が初代住職を務めた古寺。やがて無住寺・無檀家となったため、今は本堂も巨… 続きを読む
弘法大師・空海が入定している和歌山県高野町の高野山・奥の院は1月中旬、これまでの冠雪(かんせつ)が斑雪(まだらゆき)に変わり、玉川沿いに並ぶ水向け地蔵尊=観音菩薩・不動明王・地蔵菩薩など15体=や、最大級の高野杉に覆われた参道沿いに並ぶ赤い前垂れ姿の無縁仏が今春の清々しさを示している。 参拝・観光客… 続きを読む
6434人が犠牲になった阪神・淡路大震災から30年を迎えた1月17日朝、和歌山県高野町の高野山奥の院・慰霊碑前で物故者追悼法会が営まれた。 阪神・淡路大震災物故者慰霊碑前に祭壇が設けられ、高野山真言宗総本山・金剛峯寺の今川泰伸(いまがわ・たいしん)執行長を導師に僧侶約30人が理趣経(りしゅきょう)を… 続きを読む