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〝紀の川祭〟名称変え南馬場で開催~カッパまつり統合
第2次世界大戦後の昭和23年(1948)から、和歌山県橋本市の〝夏の火と水の祭典〟として続いてきた「紀の川祭」は、同市高野口町の「紀の川カッパまつり」と統合し、今年夏から「紀の川橋本 SUMMER BALL(サマーボール) 」と銘打って、橋本市の「南馬場緑地グラウンド」で開催することが3月21日、橋本市民まつり実行委員会総会で決定した。
実行委の発表によると、橋本市や橋本商工会議所と高野口商工会の青年部、橋本市区長連合会などで組織する「紀の川橋本 SUMMER BALL」実行委員会が主催する。
今夏、第1回開催となる事業名称は「紀の川橋本 SUMMER BALL 2013」とし、テーマを「橋本の未来の記憶」(豊かで新しい橋本の未来を記憶するため)、スローガンは「Let‘a have a ball(レッツハブアボール) !」(みんなで一緒に楽しもう!)とする。
開催日は8月3日(土)=雨天の場合は同4日(日)に順延=で、開催時間は午後3時~午後9時。催場所は同市南馬場の紀の川左岸の緑地グラウンドとした。
花火の祭典は午後8時過ぎから開始。その前後には音楽などのイベントを盛り込み、河原には橋本商工会議所や高野口商工会会員の商工業者らが露店を開き、市民各種団体による模擬店も出店。JR・南海「橋本駅」からは、シャトルバスを走らせる予定。橋本市民を対象とした来場者数は約2万人と想定している。
橋本市の紀の川祭は、高野口町のカッパまつりとともに、両市町の合併後も盛大に行われてきたが、観光客の安全対策費増大などにより、(仮称)市民まつり検討委員会を立ち上げ、両祭の統合、場所変更などについて検討を重ねてきた。
実行委の前田陽一郎・委員長(橋本商工会議所青年部)は「何よりも多くの市民が参加し、楽しんでいただきたい」と願い、大会長の木下善之市長は「紀の川祭、紀の川カッパまつりは、ともに市民の親睦と、まちの活性化につなげてきました。今夏からは一層、市民参加を促し、お互いの絆を深めていただきたい」と期待した。
写真はいずれも「紀の川橋本 SUMMER BALL 2013」
の会場となる橋本市南馬場緑地グラウンド。