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〝やっちょん広場〟周辺など浸水~消防、必死の排水
台風12号は3日午前10時前、四国・高知県に上陸し、和歌山県橋本市では、〝JA紀北かわかみ〟の産直市場「やっちょん広場」や、紀陽団地の一部が床下浸水の寸前の状態。橋本消防署や地元の消防団から消防車が出動し、ポンプで排水作業に当たっている。
同市岸上の「やっちょん広場」は、すぐ北側を流れる紀ノ川が増水し、樋門を閉鎖したため、北側の高台方面から排水溝を通じて雨水が集まり、低地にある建物の駐車場は水浸しで、池のようになっている。
このため、消防車2台が出て、溜まった水をポンプアップ、紀ノ川に向けて排水。その後、消防車約10台に増やし、排水を続けた結果、午後1時半ごろには駐車場から水がなくなった。しかし、雨は降り続いており、引き続き警戒している。
また、同市学文路の紀陽団地(23世帯)は、近くの紀ノ川ま水位が上昇したため、樋門を閉じ、消防車7台が出て、増水する大谷川の水をポンプアップ、ホースで紀ノ川へ排水している。今後の雨量が心配される。
橋本市は3日午前4時40分、災害対策本部を設置して、市内全域を警戒。紀陽団地、七福団地に「避難勧告」を出している。「今後の台風の進路や規模を見守り、くれぐれも災害に巻き込まれないよう、注意してください」と呼びかけている。
更新日:2011年9月3日 土曜日 07:50