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台風で紀ノ川鉄橋ひずみ~南海高野線、電車渡れず

9月5日午前9時すぎ、台風12号の影響で和歌山県橋本市の紀ノ川を渡る南海高野線の鉄橋に不具合が生じていることが分かり、同線の橋本駅~極楽橋間で電車の運転を取りやめた。午後6時頃からは、紀伊清水~極楽橋間で運転を再開し、橋本~紀伊清水間はバスで振り替え輸送するとともに、鉄橋の点検修理にあたっている。
南海電鉄によると、今回の雨台風による増水で、同鉄橋に圧力がかかり、レールに傾き、もしくは歪みが生じた。このため電車の運行は危険と判断し、点検修理を行っている。圧力は単なる水圧ではなく、上流から流れてきた岩石か車などの重い漂流物が、橋脚に激しくぶつかったためではないかと見ている。
南海電鉄では、とりあえず橋本~紀伊清水~学文路~九度山~高野下~下古沢~上古沢~紀伊細川~神谷~極楽橋(電車)~高野山(ケーブルカー)間について、バスで振り替え輸送。午後6時頃からは、紀伊清水~極楽橋間の電車、極楽橋~高野山間のケーブルカーを走らせている。
鉄橋の復旧については、「原因調査や点検結果が出ていないので、見通しがつかない」といっている。
橋本駅では、状況をアナウンスするとともに、乗降客の問い合わせに応じていた。鉄橋上では、20~30人の作業員が、断続的に降る大雨の中、レール補修につとめている。


更新日:2011年9月5日 月曜日 20:00

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