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2団地に「避難準備」呼びかけ~台風で大谷川増水
9月3日未明から同日夕にかけて、近畿地方に接近が予想される大型で強い台風12号…。和歌山県橋本市(木下善之市長)は、県内に大雨洪水暴風警報が出たのを受けて、2日午後1時10分にi警戒1号体制、同7時には警戒第2号体制iをとり、総務部、建設部、経済部、健康福祉部、上下水道部、教育委員会などの部長ら約50人が、河川の増水、土砂崩れなどの警戒に当たっている。
すでに、上流の奈良県・大滝ダムが放流し、紀ノ川の水位が上昇。濁流は中州の木々をなぎ倒しながら、すさまじい勢いで流れている。
同市は午後6時、紀ノ川に注ぐ同市学文路の大谷川の水位が上昇したため、、学文路、南馬場の紀陽団地、七福団地の住民に対し「避難準備」するよう、広報車などで放送した。
大谷川河口の樋門では、操作員の庄司正俊さん、檜和男さんの2人が水位を監視中で、紀ノ川の水位が大谷川より高くなると樋門を閉じ、その反対の場合は開ける操作をして、洪水被害を防ぐことにしている。
庄司さんは「すでに河口付近の水位はこの通り高く、これから流域で大雨に見舞われたら、堤防の低い場所から水流があふれかねない。しっかり監視しています」と力強く話した。
橋本市総務部市民安全課は「今後の台風の進路や規模を見守り、くれぐれも災害に巻き込まれないよう、注意してください」と呼びかけている。
更新日:2011年9月2日 金曜日 18:42