「知恵の神さま」として崇敬(すうけい)される、和歌山県かつらぎ町東渋田790の蟻通(ありとうし)神社=杉本喬(すぎもと・たかし)宮司=で8月17日、薄むらさきの藪蘭(やぶらん)が神々しく咲き誇り、蜻蛉(とんぼ)も飛びまわって、参拝者の心を潤していた。 同神社は天武天皇の白鳳2年(637)、中国・唐の… 続きを読む
和歌山県九度山町の椎出厳島(しいでいつくしま)神社で8月16日、南北朝時代から続く伝統神事「椎出鬼の舞」(県指定無形民俗文化財)が3年ぶりに奉納され、親子連れや大勢の観光客でにぎわった。 この「鬼の舞」は五穀豊穣(ほうじょう)、雨乞い、悪疫祓いなどを祈願する神事。 赤くて長い髪の鬼は、午後5時過ぎ… 続きを読む
ご先祖などの御霊(みたま)をお送りする、第8回「橋本灯籠(とうろう)流し」が、和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅近くの橋本川で8月15日夜行われ、ふる里の僧侶3人と地元区長、市民らが御先祖や戦没者を供養、疫病退散、世界平和を祈った。 ここは紀の川に注ぐ橋本川の古東橋(ことうばし)のたもと。数日前から運… 続きを読む
平安末期の歌人・西行法師(さいぎょうほうし)とその妻娘(さいし)を祀る、和歌山県かつらぎ町天野の「西行庵」の丘で8月14日、 野あざみや仙人草、近くでは木槿(むくげ)も咲いて、訪れる参拝・観光客が、静かに冥福を祈っていた。 天野西行会=佐藤恵(さとう・めぐみ)会長=の話では、西行法師は出家して高野山に滞… 続きを読む
和歌山県高野町の世界遺産高野山・奥の院浄域で8月13日夜、恒例の「ろうそくまつり」(万灯供養会=まんとうくようえ)が3年ぶりに営まれ、大勢の家族連れや若いカップルらが訪れ、先祖供養と共に家族安泰、疫病退散、世界平和を祈った。 同まつりは同実行委員会が主催、高野町青少年団体連絡協議会などが共催。この… 続きを読む