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第8回・橋本灯籠流し♡3僧侶と市民~ご先祖や戦没者を供養
ご先祖などの御霊(みたま)をお送りする、第8回「橋本灯籠(とうろう)流し」が、和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅近くの橋本川で8月15日夜行われ、ふる里の僧侶3人と地元区長、市民らが御先祖や戦没者を供養、疫病退散、世界平和を祈った。
ここは紀の川に注ぐ橋本川の古東橋(ことうばし)のたもと。数日前から運よく多少の降雨をいただいて、水流もよろしく、この日夕刻には、雨雲も遠くへ去って涼風が吹いた。
先ず、高野山真言宗の観音寺(東家)の柿内諦光(かきうち・たいこう)住職、応其寺(橋本・古佐田)の松井孝憲(まつい・こうけん)副住職、普賢寺(菖蒲谷)の平田一成(ひらた・いっせい)住職の3人が、水流に向かって読経。
同市東家の松田良夫(まつだ・よしお)区長ら地元代表3人が灯籠3基を流した後、家族連れらが約250基の灯籠を次々流すと、灯籠の長い列が光明を放ちつつ遠ざかる。子どもたちは「きれいやな」と喜び、両親と共に手を合わせながら見送っていた。
例年なら堤防に「かき氷」や「たこ焼き」など約10軒の出店が並ぶが、今年は新型コロナ禍のため昨年同様に断念。それでも堤防はマスク掛けの市民で大にぎわいとなり、灯籠流しのスマホ撮影も楽しんでいた。
写真(上)は灯籠流しに挑む可愛い男の子。写真(中)は読経する3僧侶と、灯籠流しを始める地元区長ら。写真(下)は光明を放ちながら流れる灯籠の長い列。
更新日:2022年8月15日 月曜日 22:31