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高野山・奥の院ろうそくまつり♡3年ぶりの万灯供養会~先祖供養、家族安泰、世界平和祈る
和歌山県高野町の世界遺産高野山・奥の院浄域で8月13日夜、恒例の「ろうそくまつり」(万灯供養会=まんとうくようえ)が3年ぶりに営まれ、大勢の家族連れや若いカップルらが訪れ、先祖供養と共に家族安泰、疫病退散、世界平和を祈った。
同まつりは同実行委員会が主催、高野町青少年団体連絡協議会などが共催。この日夕刻、高野山では激しい夕立ちがすぐに上がり、
新型コロナ禍で、やむを得ず中止していた供養会を始めた。
舞台は奥の院・一の橋から、弘法大師・空海が入定(にゅうじょう)している御廟(ごびょう)までの参道(約2キロ)。あたりは千年杉の木立に覆われ、名だたる武将を含む約20万基の墓石群が広がる。
高野山麓・橋本伊都地方はもちろん、全国から訪れた参拝・観光客は、先ず参道の各ブースで、ろうそくをもらう。1000年間燃え続けているという奥の院・灯籠堂の「お照の一灯」の採火をいただき、参道の両脇にろうそくを立てていくと、参道はたちまち2筋の光明が連なる。
参道の一角で、ある可愛い女の子が、父に見守られながら、ろうそくに火をともすと、母はやさしくスマホ撮影してにっこり。まさに明るい未来が見えてくる。
近くの祈心灯(きしんとう)設置エリアでは、ろうそく明かりで「新」という文字を描いて点灯。ここでも「新たな心」をいただいていた。
参道入口付近では、子どもたち手作りの三角形の置き灯籠が沢山飾られ、そこには幼子の顔とともに「健康で楽しく暮らせますように」などとと描かれていた。
写真(上)は父親に見守られながら真剣にろうそくを立てる女の子。写真(中)は奥の院・参道の石灯籠のともしびと大勢の参拝の人波。写真(下)は参道に飾られた子どもたち手作りの可愛い置き灯籠の列。