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神々しく藪蘭咲いた♡かつらぎ町の蟻通神社・大狛犬の前~水色とんぼも飛翔

「知恵の神さま」として崇敬(すうけい)される、和歌山県かつらぎ町東渋田790の蟻通(ありとうし)神社=杉本喬(すぎもと・たかし)宮司=で8月17日、薄むらさきの藪蘭(やぶらん)が神々しく咲き誇り、蜻蛉(とんぼ)も飛びまわって、参拝者の心を潤していた。

同神社は天武天皇の白鳳2年(637)、中国・唐の高宗(こうそう=皇帝)から、「七曲りの玉に糸を通してみよ」と難題をかけられた際、一人の翁(おきな)が蟻に糸を結んで玉に入れ、出口に蜂蜜(はちみつ)を塗って誘い出し、簡単に糸を通したことから、「蟻通」の名がついたという。

本殿前には全国でも珍しい、自然石づくりの大狛犬(おおこまいぬ)が据えられ、蟻が通り抜けた縁(えにし)から、「小児足下をくぐれば疫病(えきびょう)軽く治る」とされ、春には小学校・入学前の子供たちが「足下くぐり」を体験、楽しく元気に育っている。

この日、境内に据えられた大狛犬(おおこまいぬ)の前では、薄むらさきの素朴な藪蘭が満開になり、盆過ぎの日差しを浴びて、周辺では沢山の水色の蜻蛉が飛びまわり、新型コロナ禍の陰鬱さをはねのけていた。

同神社は、京奈和自動車道・紀北かつらぎICから世界遺産・高野山や丹生都比売神社へ車で向かう途中、紀の川の橋を越えて少し走った左側にある。

写真(上)は神々しく咲いた藪蘭。写真(中)は同神社の大狛犬の前で咲いた背丈の高い藪蘭の花。写真(下)は一旦休憩中の水色の蜻蛉。


更新日:2022年8月17日 水曜日 22:26

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