紀ノ川に二つの山が映っている。その山が、もし、富士山なら、いずれも〝逆さ富士〟と呼ばれる。ここは和歌山県橋本市高野口町の紀ノ川の北岸。この下流の小田井堰(いせき)手前の水面に映っているのは、その向こうの雨引山(九度山町)。上流の岸上橋の手前に映っているのは、その向こうの国城山(橋本市)である。 … 続きを読む
弘法大師・空海が開いた霊峰・高野山(和歌山県高野町)で、今春から新しい形式の「祈りの行事」が行われている。その行事を「お逮夜(たいや)ナイトウォーク」と名づけ、弘法大師・空海が入定した前夜にあたる毎月20日夜、奥の院・表参道を提灯(ちょうちん)明かりで歩き、奥の院・御廟(ごびょう)で祈りを捧げる。… 続きを読む
駒下駄(こまげた)を履いて、お堂内の廊下を踊りまわるという、とても珍しい〝富貴の盆踊り〟が、8月27日(土)夜、和歌山県高野町富貴の高野山真言宗・宝蔵院で行われる。地元有志約70人でつくる同踊り保存会の尾家仂美(おか・ひろみ)会長は「とても素敵な踊りですので、ぜひ、見物に来てください」と言ってい… 続きを読む
日本一の紀州へら竿(ざお)の産地、和歌山県橋本市の紀州製竿(せいかん)組合=田中和仁組合長(43)=は、紀州へら竿の「国の伝統的工芸品」指定をめざし、その〝ルーツ調査〟に取り組んでいる。田中組合長は「私の手元には100年前の竿師の手作りの〝へら竿〟がありますが、〝へらぶな釣りと和竿の歴史〟は、もっ… 続きを読む
和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(岩西彰真住職)所領の愛宕大権現・愛宕山で、8月24日夜、地元有志80人でつくる「あたご会」(笹山積穂会長)主催の〝地蔵盆・灯ともし〟の行事が行われた。 愛宕山は、市街地の北側の小高い丘にあり、本殿には本尊・将軍地蔵が祭られている。この夜、約80段の長い… 続きを読む