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〝きゅうり加持〟で無病息災祈る…妙楽寺で30人

猛暑の季節を無病息災に過ごす「きゅうり加持(かじ)」の祈祷(きとう)が、7月27日午後7時から、和歌山県橋本市東家3丁目3の24、真言律宗・妙楽寺(岩西彰真住職)で、善男善女約30人が参加して行われた。
加持とは神仏のご加護=ご利益(りやく)=で、祈祷とは神仏に呪文(じゅもん)を唱えて祈ること。「きゅうり加持」の祈祷は、土用丑(どよううし)の日に、きゅうりを人体に見立てて、不動明王に供え、無病息災を念じること。
この夜、地元の善男善女が、各自、数本のきゅうりを持参して、紙に自分や家族、友人らの氏名、年齢、病名などを記入。岩上住職が母・康子さんと一緒に、きゅうりに切り込みを入れて、お札をはさみ、願文を書いた紙をきゅうりに巻きつけ、仏前に供えた。岩上住職が読経する中、善男善女は一心に無病息災、病気治癒を祈った。
岩上住職は「今夜は、皆さんやご家族の病気などを、きゅうりに移しました。これをご自宅の仏壇に備え、毎日、そのきゅうりで、治癒したい体の部分をさすり、数日後には、庭土に埋めてください。暑い夏も、心の持ちようで、涼しくなりますよ」と話した。
この伝統行事は1931年(昭和6)ごろ、何らかの事情で途絶えていたが、岩西住職が同寺責任役員の協力を得て昨年、復活させた。
同寺の責任役員・一色英男さんは「いい行事なので、家族の幸せを祈りました」と喜んでいた。
写真(上)は岩西住職が読経する中、家族の健康などを祈願する善男善女たち。写真(中)は「きゅうり加持」の準備をする岩西住職と母康子さん。写真(下)は「きゅうり加持」の説明をする岩西住職。

更新日:2012年7月27日 金曜日 21:25

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