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〝きゅうり加持〟で無病息災〜妙楽寺で善男善女祈る

〝土用丑(どよううし)の日〟の7月22日夜、和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(しょうしん)住職=で、猛暑の季節を無病息災に過ごす「きゅうり加持(かじ)」の祈祷が行われ、善男善女約20人が参加、自分だけでなく家族や友人知人の健康を祈った。
加持は神仏のご加護・ご利益(りやく)、祈祷は神仏に呪文(じゅもん)を唱え祈ること。「きゅうり加持」の祈祷は、土用丑(どよううし)の日に、きゅうりを人体に見立てて、不動明王に供え、無病息災を念じることという。
この夜、善男善女は各自、幾つものきゅうりを持参して、紙に自分や家族、友人らの氏名、年齢、病名などを記入。岩上住職が母・康子(やすこ)さんとともに、きゅうりに切り込みを入れ、お札(ふだ)をはさみ、願文を書いた紙をきゅうりに巻きつけて仏前に供え、岩上住職が読経する中、善男善女も一心不乱に無病息災、病気治癒を祈った。
岩上住職は「一度参詣高野山 無始罪障道中滅、という教えがあります。これは一度高野山に参詣すると、その道中で、罪も障害も消滅するという意味です。確かに高野山に参詣すると、心が洗われますので、日常生活に戻った際は、高野山で授かったその清らかなオーラを生かし、〝あの人といると心が癒される〟〝あの人といると鬱憤(うっぷん)が消える〟というような、素敵な人になってください」と締めくくった。
写真(上)は「きゅうり加持」の準備をする岩西住職と母康子さん=右側。写真(中)は参加者やその家族の無病息災を祈る岩西住職。写真(下)は岩西住職が読経する中、無病息災を祈願する善男善女たち。


更新日:2013年7月22日 月曜日 21:12

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