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ジャンボ数珠送りで健やかに…橋本の園児50人
ジャンボな数珠を使って子どもたちの健康を祈る「地蔵盆・数珠送りの行事」が、7月25日、和歌山県橋本市のJR南海橋本駅前にある古佐田区民会館で開かれた。
地元の老人クラブ「ニコニコ会」(池永恵司会長)が主催で、橋本保育園、橋本東保育園、橋本幼稚園の園児約50人と保護者ら約40人が参加した。
ジャンボ数珠は直径約2センチの玉を600個つないだ約30メートルの長さで、そのうちの1か所に、直径7センチの大きな玉と房が付いている。
園児らは、数珠の周りに輪になって着座。真ん中で葛原途年子さんが、「おん かかかび さんまえい そわか」と、呪文をとなえ、鉦(かね)を叩くと、園児らは数珠を右回りに回し、房付きの大きな数珠が来ると、数珠を頭にかざして、笑顔をいっぱい見せていた。
この後、「ニコニコ会」の会員による人形劇「役行者(えんのぎょうじゃ)」を見たり、鶴谷光子さんの指導で、園児らが竹細工の竹で輪をつくったり、皿回しをしたりして、夏のひとときを楽しんだ。
数珠送りの行事は、昔から地蔵盆前後に行われ、1960年代に核家族化などに伴い途絶えていたが、005年にニコニコ会が「郷土の文化を守り、子ども中心に交流を深めよう」と復活させ、毎年、開催している。
写真(上)はジャンボな数珠送りの行事を行う園児たち。写真(中)は竹細工の竹で輪づくりを楽しむ園児たち。写真(下)は皿回しに挑戦する園児たち。
更新日:2012年7月25日 水曜日 16:28