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わぁ綺麗、色紙ゴマ♪83歳・清水さん園児に贈る

和歌山県橋本市高野口町名倉の清水禎子(しみず・さだこ)さん(83)は、今春オープンした市設民営「橋本こども園」=野上紀代(のがみ・のりよ)園長=の園児たちに、6月16日、手作りの〝色紙独楽(しきしごま)〟をプレゼントし、園児たちを喜ばせた。
コマは縦横15センチの色紙5枚で折り上げた10センチ角のカラフルな花形。清水さんが化粧品代を始末して色紙を購入、精魂込めて手折してきた。
この日、清水さんは雨の降りしきる中、地域ボランティアの阪口繁昭(さかぐち・しげあき)さんに車で送迎してもらい、コマ90袋(1袋2個入り)を「橋本こども園」に届けた。
野上園長が集合した園児(4~5)72人にコマ・プレゼントを紹介すると、園児たちは「ありがとうごさいます」とお辞儀。清水さんは今春、橋本保育、幼稚園、橋本東保育園の3園が統合・オープンした「橋本こども園」に「お祝いがしたくて、色紙独楽を作りました」と挨拶。テーブルでコマ回しを披露した。
清水さんが指先でコマの心棒部分をつまんでひねると、コマは紙製なのに不思議に回り、5色が混ざり合ってブルーやピンク色に変化。園児たちも、清水さんの指先をまねてコマ回しに挑戦。「わあ、まわった!」「きれい、きれい」と歓声を上げる。
清水さんは「合計180個のコマを作るのは大変ですが、子供たちの喜ぶ顔を見て、疲れなど吹っ飛びました。このコマで家族と一緒に遊んでくれたら」とにっこり。
野上園長は「子供たちは、地域の人から手作りコマを贈られたこと、そのコマがよく回り、綺麗なことなどに驚いたことでしょう」と感謝していた。
清水さんは約10年前、地元のイベント講習でコマ作りを習得。それ以来、毎年、約500個の色紙コマを制作し、小学校や社会福祉施設に寄贈。高野口の「庚申山(こうしんさん)さくらまつり」の花見客にもプレゼント、喜ばれている。
写真(上、中)は「橋本こども園」の園児たちに色紙独楽の回し方を披露する清水さん。写真(下)は色紙独楽のコマ回しに挑戦する園児たち。


更新日:2016年6月17日 金曜日 00:00

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