世界遺産・高野山真言宗総本山・金剛峯寺の「御用達米(ごようたつまい)」に認定されている「天野米(あまのまい)」の名産地、和歌山県かつらぎ町天野の天野盆地で、今年も田植えが始まり、畦道を踏み歩く白鷺の影が水面に映えて、市街地では見られない風景を繰りひろげている。 天野盆地は標高約450メートルで、稲作… 続きを読む
和歌山県橋本市隅田町の隅田八幡神社の末社・丸高稲荷(まるたかいなり)神社の境内で、5月15日、紫の花菖蒲(はなしょうぶ)と、真っ白な蛍袋(ほたるぶくろ)が開花、神聖な風に揺れて、参拝者の心を癒していた。 丸高稲荷は、隅田八幡神社の北側の小高い山頂にあり、山裾の大鳥居から丸高稲荷神社への坂道には、… 続きを読む
夜来の雨も止んだ5月14日、かって高野山・参詣人の往来した大橋や、渡し舟のあった、和歌山県橋本市の紀の川は、かなり水嵩(みずさ)も増えて、梅雨間近の歴史的な風景を繰りひろげていた。 ここは橋本橋のたもと。高僧・木喰応其(もくじきおうご)上人が天正15年(1587)、初めてここに架橋したが、3年後に… 続きを読む
和歌山県橋本・伊都地方は5月13日、早朝から雨が降り続き、紀の川北方に聳える葛城・金剛連峰に長〜い帯状の雲が棚引き、梅雨入り前の風景を繰りひろげた。 この日正午過ぎ、橋本市学文路の「石童丸物語」ゆかりの学文路苅萱堂(かむろ・かるかやどう近くの高台に立つと、橋本・九度山・かつらぎ1市2町に聳える葛城… 続きを読む
和歌山県橋本・伊都地方は。24節季の「立夏」から7日目の5月12日、まちも山河も土砂降りの雨に見舞われ、刻々と近づく雨季を感じさせた。 橋本・九度山・かつらぎ3市町の、紀の川南岸山腹を走る紀の川フルーツライン(広域農道)沿いの竹林は、過ぎた「秋冬の緑色」から、訪れた「春夏の黄金色」に移り、新緑の… 続きを読む