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猛暑なんの、噴水まばゆく、風鈴涼しく♡女人高野・別格本山慈尊院~弘法大師の御母公に感謝

猛暑日つづきの8月10日午後、高野山麓・九度山町の女人高野・別格本山「慈尊院(じそんいん)」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=で、弘法大師御誕生1250年記念の幟旗が音立ててはためき、泉水池の噴水がまばゆくしぶく、周囲に飾られた祈りの風鈴が涼しい音を奏でていた。

同寺は高野山真言宗総本山・金剛峯寺へ登る町石道(ちょういしみち)入口わき。弘法大師・空海の御母公が当時、高野山が女人禁制だったため、同寺に宿泊され、空海は毎月九度、御母公に会いに来た歴史があり、御母公は同寺に祀られている。

この日、山門をくぐると、弘法大師誕生1250年の幟旗が林立。赤地に白字で「ご母公様に感謝いたしましょう」と染め抜いた旗がはためき、境内の泉水池では噴水が中空で霰(あられ)みたいに砕け散る。その周りでは短冊に「家族安泰」「世界平和」を祈る風鈴が鳴り響いている。

参拝・観光客は、先ず本堂(弥勒堂)に合掌。鐘楼近くに祀られている高野山・案内犬ゴンちゃんのご冥福も祈り、軒下の日陰から噴水を眺めていた。境内の水鉢では、花蓮(はなはちす)の蕾がふくらみ、まだまだ開花しそう。

マイカーで訪れたご夫婦は、「四季折々、いつ来ても心洗われます」と目を細めていた。

写真(上)は慈尊院の山門から朱色の塔頭=参道沿いに林立する弘法大師誕生1250年の幟旗。写真(中)は中空にかがやく泉水池の噴水。写真(下)は涼しい音を奏でる風鈴の列。


更新日:2023年8月10日 木曜日 20:24

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