弘法大師・空海が開いた霊場・高野山のふもと、和歌山県橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=は、昔から地元野菜を高野山へ奉納してきた歴史・伝統を活かし、地元農家が栽培・収穫した「高野山麓精進野菜」(6種類)を、先ず同市岸上のJA紀北かわかみの産直市場「やっちょん広場」で販売すると発表した。 紀伊… 続きを読む
阪神淡路大震災から25年――。犠牲者の追悼法会が営まれた1月17日朝、和歌山県高野町の高野山・奥の院は時折、小雪が舞った。御廟(ごびょう)前の玉川沿いの藪椿や、その前の水向地蔵(みずむけじぞう)が、薄らと雪化粧。そのお顔は犠牲者6434人の安寧を祈るようだった。 この水向地蔵は、観音菩薩や不動明王、… 続きを読む
学問の神様として尊崇される菅原道真(すがわら・みちざね)公を祀る、和歌山県橋本市南馬場の「学文路(かむろ)天満宮」は、高校・大学の受験シーズンを控えた令和2年正月、近畿各地から大勢の合格祈願者が訪れている。 同天満宮は天治元年(1124)の創建で、主祭神の道真公(845~903年)は、人々から「学… 続きを読む
和歌山県橋本市の紀の川の「新恋野橋」(仮称)=県道・山内~恋野線=の工事が順調に進み、予定通り令和2年(2020)3月に完成・開通することが確実になった。完成間近の巨大橋梁の姿は素晴らしく、とくに南北両岸地域の市民を喜ばせている。 「新恋野橋」は長さ約173・7メートル、車道幅上下計6・5メートル… 続きを読む
和歌山県橋本市隅田町の真土万葉の里の落合川にある「飛び越え石」が、令和2年元旦の流水に輝いた。この石は、天然の石橋で、万葉人が往来した舞台である。令和とは万葉集から出典した元号。それだけに「飛び越え石」を渡る心地も、まるで旅人のように未来の幸せの光陰が見えてくる。 落合川は幅10㍍前後で、両岸は岩… 続きを読む