まさに近畿の梅雨本番となった6月21日、和歌山県橋本市胡麻生の相賀八幡(おうがはちまん)神社の朱色の鳥居前で、若々しい紫陽花が雨に洗われてしっとり。参拝者は同神社で雨傘をたたみ、静かに「茅の輪(ちのわ)くぐり」をした後、拝殿で2礼2拍手1礼して「世界平和」や「家族安泰」などを祈っていた。 同神社の説… 続きを読む
高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町)の元座主管長で俳人の森寛紹(もり・かんしょう)師(1899~1994)が、山内の自坊・普賢院(ふげんい)に建立した「芭蕉堂(ばしょうどう)」が全国の参拝・観光客から、「春夏秋冬の高野山で、唯一句詠むだけで、生涯の思い出になる」と人気を集めている。 俳誌「ホトトギス」同… 続きを読む
奈良時代の中将姫伝説で知られる、和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で、色とりどりの紫陽花が最高潮に達した6月19日、3年ぶりに「あじさいまつり」(同実行委主催)が開かれ、橋本・伊都地方や近府県から訪れた大勢の観光客でにぎわった。 「恋し野あじさい園」は、紀の川南岸の丘陵地の本田池(ほんでんい… 続きを読む
梅雨入り後の6月18日、和歌山県橋本市では朝から小雨がしとしと、橋本川の水は静かな音を立てて紀ノ川へそそぎ、旧・大和街道の松ヶ枝橋の近くでは、10数羽の鴨の群れが、水を飲んだり小魚を漁(あさ)ったり、仲睦まじいひとときを過ごしていた。 昼過ぎには全員、川の流れに乗り、綺麗な列を成して、本流・紀の川… 続きを読む
和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=の鏡池(かがみいけ)の水面などで、沢山の糸蜻蛉(いととんぼ)が飛び交い、水底ではメダカが泳ぎ回って、はつ夏の神々しさを感じさせている。 同神社は超1700年前の創建。高野山開祖の弘法大師・空海に神領・高野山を貸… 続きを読む