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「ウインズ平阪ミニライブ」楽しむ♡橋本恋野「あじさいまつり」梅雨晴れ間~家族連れら大にぎわい
奈良時代の中将姫伝説で知られる、和歌山県橋本市恋野の「恋し野 あじさい園」で、色とりどりの紫陽花が最高潮に達した6月19日、3年ぶりに「あじさいまつり」(同実行委主催)が開かれ、橋本・伊都地方や近府県から訪れた大勢の観光客でにぎわった。
「恋し野あじさい園」は、紀の川南岸の丘陵地の本田池(ほんでんいけ)周辺で、地元住民が20数年前、紫陽花(あじさい)約50種5000本を植栽。今では幾つもの紀州手毬(てまり)のような形に咲いて、「中将姫の隠れ里」の趣(おもむき)を繰りひろげている。
この日は運よく朝から「梅雨晴れ間」に恵まれ、先ず「紀州紀ノ川太鼓」をとどろかせて開幕。歌手・川本三栄子、歌う講談師・旭堂南歌が出演。午後の「ウインズ平阪ミニライブ」では、佳久(よしひさ)・靖啓(やすひろ)父子が登場して「全力投球」や「飛んで火に入る夏の僕」などを歌うと、日傘を差した女性や車いすの高齢者、可愛い帽子姿の子供たちから、大きな拍手が起きていた。
近くに並ぶテント張りの出店では、地元の「恋の米」や果物・野菜、ソフトクレーム、パンなどが並んでいて、すぐ近くではピンクやホワイトなどの紫陽花が今、最高潮の彩りを放ち、風になびく緑の植田の彼方では葛城・金剛連峰が霞んでいる。
車いすの高齢者は「家族に連れてきてもらえてよかった」、若者グループは「紫陽花の絵を描きたいし、歌も歌いたい」と笑顔を見せていた。
写真(上)は「ウインズ平阪ミニライブ」で歌う平阪佳久(よしひさ)・靖啓(やすひろ)父子。写真(中)は素敵な紫陽花のクローズアップ。写真(下)は大勢の観光客でにぎわう「あじさいまつり」のテント張りの出店通り。