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糸蜻蛉すいすい、メダカ目玉ぱっちり♡丹生都比売神社~サツキも色鮮やか

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=の鏡池(かがみいけ)の水面などで、沢山の糸蜻蛉(いととんぼ)が飛び交い、水底ではメダカが泳ぎ回って、はつ夏の神々しさを感じさせている。

同神社は超1700年前の創建。高野山開祖の弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る「神仏習合」始まりの古社である。

天然水を湛えた鏡池には、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)の寄進と伝わる、弁柄色(べんがらいろ)の輪橋(りんきょう=長さ約20メートル)が架かり、世界に冠たる風情が漂っている。

輪橋近くでは真っ赤なサツキが色鮮やかに開花。すぐそばの水面では、糸蜻蛉が風にすいすい。水底では、目玉ぱっちりのメダカが泳ぎまわる。大勢の参拝・観光客は思わず立ち止まって静かに見入り、「やっばり池も神聖」「蜻蛉もメダカも生き生きしている」と呟いていた。

同神社の「夏越大祓(なごせおおはらえ)式・茅の輪神事」は6月30日(木)午後4時から。神還祭(じんかんさい)は7月18日(月・祝)午前10時から。「七夕祭」「世界遺産登録記念祭」は7月7日午前10時から。願い事を書く短冊は同1日~6日、境内で配布。同神社では「今後の状況次第で行事内容の変更もある」としている。問い合わせは同神社(電話=0736・26・0102)へ。

写真(上)は生き生きした糸蜻蛉写真(中)は綺麗に咲いたサツキ。写真(下)は緑陰から見た鏡池の弁柄色の輪橋。


更新日:2022年6月17日 金曜日 22:33

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