和歌山県橋本市の高野山麓農産物産地化協議会=土井清美(どい・きよみ)会長=は7月18日、昔ながらの民俗行事「雑事登(ぞうじのぼり)」の献上心で、高野山真言宗総本山・金剛峯寺に、新鮮な「高野山麓精進野菜」を奉納した。 奉納野菜は同協議会の農家が減農薬で栽培・収穫して、2つのカゴに盛った南瓜(… 続きを読む
最高気温35度の猛暑日となった7月16日、和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺の愛宕山(あたごさん)北東側で、やさしい彩りの大輪のタイタンビカスが開花、紀の川沿いの山々の青空では芸術作品のような浮雲が流れ、人々の心を癒した。 愛宕山は、JR・南海橋本駅周辺の市街地や紀の川南岸の山並み、近畿有数の… 続きを読む
蒸し暑い雲におおわれた7月中旬、和歌山県橋本市柱本の芋谷川沿いにひろがる、日本の棚田遺産「芋谷の棚田」に時折、谷間風が押し寄せて、まるで緑の海原のように白波立った。 この棚田は大阪・和歌山の両府県境の南側で、室町時代の人々が開拓した段々田地約6ヘクタール。山川とともに田畑の風景は四季折々すばらし… 続きを読む
山紫水明の豊かな和歌山県高野町富貴の高野山小学校・富貴分校の脇道で最近、小さなヒナギク(雛菊)が数輪咲いて蝶々がひらひら。近くの地蔵尊のお堂には、小さな郵便ポストなども飾られ、あたりは神々しさでいっぱい、通りがかりの人たちは、思わず手を合わせている。 地元住民グループ・くらしのたすけあい「ちっちら… 続きを読む
和歌山県橋本市東家の紀州高野組子細工師7代目・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん(77)による「出前授業」が7月12日、和歌山県立紀北工業高校で行われ、伝統文化の継承・発展に取り組む思いを伝授、生徒たちが真剣に耳を傾けていた。 池田さんは、江戸時代に京都から高野山・寺院に伝わった「紀州高野組子細工」… 続きを読む