和歌山県橋本・伊都地方は、春の陽気に恵まれた4月15日、紀の川沿いの山々の竹林は黄金色にかがやき、俳句の春の季語「竹の秋」の詩情を繰りひろげた。 竹は繁殖期の春に、竹の子に親愛の栄養分を与えて黄色くなる。逆に秋には竹の子が若竹に生長して、親竹も緑色を取り戻すという素晴らしい「命の春秋」の彩りであ… 続きを読む
和歌山県九度山町の紀の川に注ぐ紀伊丹生川で、快晴・涼風の4月14日、恒例の「鯉のぼりの川渡し」が行われ、大勢の観光客を楽しませた。 この日、同町商工会青年部などでつくる「九度山 ILOVE 運動推進会」のメンバーら約10人が、各家庭から譲られた鯉のぼりや、小学生の手形模様入り鯉のぼりなど計約10… 続きを読む
名高い柿の本場、和歌山県橋本・伊都地方で4月13日、無数の柿若葉が色づきはじめ、弘法大師・空海や戦国武将・真田幸村も眺めたであろう九度山町の雨引山(あまびきやま)は緑一色におおわれ、眩いばかりの自然絵巻が繰りひろげられた。 ここは九度山町の世界遺産・慈尊院の南西に聳える雨引山(あまびきやま)。同院か… 続きを読む
青空に羽毛(うもう)のような雲が浮かんだ4月12日、高野山麓・橋本地方では、たんぽぽが無数に咲きほこり、春風が波のように寄せると、たんぽぽの穂綿(ほわた)が夢のように飛翔して、世界に冠たる風景を繰りひろげた。 この日、橋本市隅田町河瀬の高台に立つと、あぜ道など田畑の周辺では、目の覚めるようなたんぽぽ… 続きを読む
春光に恵まれた4月11日、和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生・晃市(こういち)宮司=で、桜が満開になり、大勢の参拝・観光客が弁柄色の輪橋を渡り、心を和ませていた。同神社では4月14日(日)、御祭神に供花して、春の訪れを寿ぐ「花盛祭」が繰りひろげられる。 同神社は弘法… 続きを読む