和歌山県橋本市の健康・福祉の拠点「橋本市保健福祉センター」(同市東家1の3の1)が1月4日オープンした。また、市内を巡る橋本コミュニティーバスも同センターを発着点とするなど、利用者の交通の便もできた。木下善之市長は「皆さん、健康増進に向けて活発に利用してください」と呼びかけている。 同センターは鉄… 続きを読む
《松ヶ枝橋》 松ヶ枝橋。もう、こんな呼び名も、古い町に住んだ一部の人々の中にしか、いないのかも知れない。この橋も、橋本川の改修で、姿が変わる時も近いと聞く。本通の賑わい。つい先日まであったのに、昨今の通りのさびしさは、時の流れの早さに驚かされる。年の瀬に開かれていた〝年の市〟の、あの人々の群れ。親… 続きを読む
《真土峠の家並み》 万葉の里、真土は橋本の宝物。飛越え石の間を流れる落合川の水は、この千三百年間、同じ顔して流れている。伊勢街道も、もうひと越しで、どちらに登っても、大和が望まれ、紀の川の空が見える。この集落の千本格子の民家。その縁側は、まるで歴史街道を行きかった、往時の旅人を見ているかのような思… 続きを読む
和歌山県橋本・伊都地方で新春の「紀州伊都・福めぐり」が行われている。善男善女が同地方にある9つの神社を巡り、〝開運招福〟を祈る行事。今年で18回目を数え、「まことにめでたい気分になる」と好評を博している。 9神社でつくる「紀州伊都 福めぐりの会」は、癸巳(みずのとみ)の絵などを印刷した干支色紙(え… 続きを読む
《東家の四ツ辻》 江戸の昔、高野詣りやお伊勢詣りの盛んな頃、この四ツ辻は人の往来で大賑わいであったという。右の建物からは、紀伊名所図会に描かれたこの辻の風景がしのばれる。辻角に立てられた道標だけが、今もそ知らぬ顔で、その歴史を見ながら立ち続けている。角のお酢やさんも、商いをしまわれて久しい。開かれ… 続きを読む