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できたよ〝石童丸物語・スタンプ〟学文路郵便局

和歌山県橋本市学文路の学文路郵便局=横芝秀樹(よこしば・ひでき)局長=は、郷土に伝わる平安時代の親子哀話・石童丸物語の名場面を描いたスタンプ=風景入通信日付印(ふうけいいりつうしんにっぷいん)=を制作し、郵便ファンの依頼に応えてスタンプを郵送する「郵頼(ゆうらい)」を始めた。横芝局長は「地元に伝わる親子情愛ロマンを、ぜひ全国の方々に知ってほしい」と言っている。
「石童丸物語」は、筑紫の国(福岡県)の領主が、苅萱道心(かるかや・どうしん)と称して高野山で修行。道心が出家後、側室の千里(ちさと)の生んだ石童丸が、父と会いたさに、千里と高野山をめざす。女人禁制のため、母を山麓の学文路の宿「玉屋(たまや)」に残し、道心に出会うが、修行中の道心は父と名乗れない。落胆した石童丸が「玉屋」に戻ると、千里は心労のために急逝。石童丸は道心の弟子となるが、生涯、父子の名乗りはできなかったというストーリー。
今回、制作されたスタンプは、直径36ミリの大きさで、図柄は石童丸が高野山で父・道心と出会った、心模様のにじみ出た情景で、そこに「学文路」の文字が刻まれている。希望者には、はがきや封筒に、その図柄や日付が、鳶色(とびいろ)に押印されることになる。

このスタンプ制作は、創作オペラ「石童丸ものがたり」の原作者で、学文路苅萱堂・顧問の岩橋哲也(いわはし・てつや)元・学文路郵便局長が発案。岩橋・元局長は、学文路苅萱堂など「高野七口めぐり」に使われていた和歌山県のスタンプの図案に着目。県の使用許可を得たうえ、同郵便局に制作を依頼。同郵便局は、郵便事業株式会社近畿支社の了承を得て、制作が実現したという。

スタンプを求める「郵頼」については、用紙に希望枚数を書き、はがきの場合52円の定額小為替(ていがくこがわせ)、封書の場合は82円の定額小為替と返信封筒を、それぞれ同郵便局に送付すると、同郵便局が、はがきや返信封筒に石童丸物語のスタンプを押して、返送してくれることになる。

岩橋・元局長は「このスタンプの力で、石童丸物語を知り、親子の情愛の深さに触れ、この物語を全国的に伝承してほしいです」と話した。

学文路郵便局=郵便番号648・0043 和歌山県橋本市学文路704。

写真(上)は石童丸と父・道心の出会いが描かれた学文路郵便局のスタンプ(風景入通信日付印)。

写真(中)は学文路郵便局=左は横芝局長、右は岩橋・元局長。

写真(下)は学文路苅萱堂に掲げられている石童丸物語の絵解き絵馬。

更新日:2014年5月4日 日曜日 00:17

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