和歌山県かつらぎ町花園梁瀬の〝花園郷土古典芸能保存会〟(中初次会長)は、昨年の大晦日の夜、平安時代から地元の下花園神社に伝わる古典行事「花園の大松明(たいまつ)押し」(県無形民俗文化財)を行い、壬辰(みずのえたつ)・新春をすがすがしく迎えた。 この行事は、地元の遍照寺に伝わる伝統芸能「御田の舞」(… 続きを読む
2012年(平成24)元旦…。和歌山県橋本・伊都地方で「紀州伊都・福めぐり」が始まった。これは、人々が同地方にある9つの神社を巡り、〝開運招福〟を祈ってもらおうという企画。今年で17回目を数え、「めでたさをいただける」と好評を博している。 9神社でつくる「紀州伊都 福めぐりの会」は、壬辰(みずのえた… 続きを読む
いよいよ今年も大晦日。元日には和歌山県橋本・伊都地方の各神社で、厳かに歳旦祭(さいたんさい)などが営まれ、辰年の人々の安寧(あんねい)を祈る。神職らは「今年は東日本大震災や紀伊半島大水害などの大被害をうけたが、新年は平安でありますように」と祈っている。 橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社(寺本嘉幸宮司… 続きを読む
和歌山県九度山町九度山に住む「龍神チェーンソーカービング」事務局長・丹生俊哉さん(51)は、来年の干支「龍の彫刻」(壬辰=みずのえたつ)を制作した。依頼主は自宅玄関に飾り、力強い〝雲龍〟とともに過ごすことになる。 この彫刻の素材は、田辺市龍神村で育った直径約45センチの杉。丹生さんが、九度山の作業… 続きを読む
はあはあ言いながら、神社の石段を登りつめて、回れ右をすると、遥かに高野山系の山並み、眼下に紀ノ川流域の家々が広がっている。ここは和歌山県橋本市高野口町の庚申(こうしん)山にある高野口八幡神社である。 毎年12月、高野口商工同友会が、日本一の特産・パイル織物で作った干支絵馬(えとえま)を、同神社に奉… 続きを読む