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薬師如来還坐・開眼法会♡妙楽寺で疫病退散祈る

弘法大師・空海が創建した和歌山県橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(みようらくじ)=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で9月5日、本尊・薬師如来還坐開眼法会(やくしにょらいかんざかいげんほうえ)が営まれた。

同寺は820年(弘仁11)に嵯峨天皇の勅願で弘法大師・空海が創建。空海の姪・如一尼が勤めた。戦国時代に本堂など焼失。再興を繰り返して、江戸末期には無住寺・無檀家となった。

昭和58年(1983)には、本堂老朽化のため、本尊・薬師如来坐像など計3体(いずれも県指定文化財)を同市郷土資料館で保存。その後、本堂は台風で崩壊、撤去した。

本尊・木造薬師如来坐像(県指定文化財)は今年6月、同寺・仮本堂へ38年ぶりに御還坐。この日の開眼法会には、総本山西大寺から真言律宗青年会の笹尾正憲(ささお・しょうけん)会長が出席した。

初めに岩西住職や隣の観音寺の柿内諦光(かきうち・たいこう)住職、高野山の山澤一心(やまざわ・いっしん)、田中雄哉(たなか・ゆうさい)両僧侶の列が、山門から仮本堂へ入堂した。

ろうそく灯りに浮かび上がる薬師如来に向かって、岩西住職を導師に声明、読経が始まる。

県立博物館の大河内智之(おおこうち・ともゆき)主任学芸員や、同寺再建再興委員会の奥村浩章(おくむら・ひろあき)委員長、東家区の松田良夫(まつだ・よしお)区長ら、参列者約30人が、厳かに焼香・合掌した。

岩西住職は謝辞を述べ、奥村委員長は挨拶で「新型コロナ禍が余りにも大変なので、薬師如来に早く御還坐いただいた。ここは七堂伽藍のあった祈祷寺であり、心の癒しになる寺に再興したいです」と締めくくった。

◇関連記事、前ページにあります。

写真(上)は妙楽寺の本尊・薬師如来還坐開眼法会で山門から仮本堂へ向かう僧侶の列。写真(中)は妙楽寺の本尊・薬師如来。写真(下)は焼香・合掌する奥村委員長。

更新日:2021年9月6日 月曜日 00:05

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