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薬師如来の微笑み語る♡妙楽寺で大河内主任学芸員
和歌山県立博物館の大河内智之(おおこうち・ともゆき)主任学芸員は9月5日、橋本市東家3丁目の真言律宗・妙楽寺(みようらくじ)で営まれた本尊・薬師如来還坐開眼法会(やくしにょらいかんざかいげんほうえ)の後、薬師如来の歴史をわかり易く解説し、参列者の心を和ませた。
この日、開眼法会では新型コロナ禍のため、同寺再建再興委員会など、関係者のみ約30人が参列。大河内主任学芸員は、先ず、「お薬師は人々の病いを取り除き、命を永らえさせる誓いを立てて修行、如来になられた」と切り出した。
次に「この本尊・薬師如来は、お顔も姿もやさしいので、平安時代の造像です」と説明。「それはその微笑みと、ふわっと肩の力を抜いた姿から、理解できます」と話した。
そして「疫病は昔から繰り返し、人々は苦しみと戦い続けてきた。妙楽寺は今、薬師如来坐像が還り、境内わきに駐車場ができてきた。本日は興隆の大切な第一日です」と締めくくった。
最後に挨拶に立った岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職は「新型コロナ禍が続いているため、ご本尊に御還坐していただいた。もう大丈夫、いつでもお薬師様に手を合わせ、心を洗い浄めにきてください」と話した。
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写真(上)は妙楽寺の境内で講話する大河内主任学芸員。写真(中)は挨拶する岩西住職。写真(下)は妙楽寺・山門で記念撮影する関係者ら=わずかな撮影時間だけマスクを外していただきました。。
更新日:2021年9月6日 月曜日 00:03