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玉川峡で蛍袋満開♪蛍乱舞6月中旬やどり温泉ルート
和歌山県橋本市宿の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」=西裕生(にし・ゆうき)社長=近辺の玉川峡(紀伊丹生川)で、今、綺麗な蛍袋(ほたるぶくろ)の花が満開になり、戦国武将・真田幸村(信繁)ゆかりの九度山町などから同温泉を訪れる観光客を喜ばせている。西社長は「蛍そのものは毎年6月中旬に乱舞するので、遊びにお越しください」と言っている。
蛍袋は釣鐘(つりがね)または提灯(ちょうちん)形で、白または淡黄色の綺麗な花。1つの茎に沢山ぶら下がる。昔、子供たちがこの花に蛍を入れて火明かりを楽しんだことや、提灯の古名が「火垂(ほた)る」であることなどから、そう呼ばれたらしい。
玉川峡では、とくに九度山方面からの川沿いを走る県道が、橋本市から「やどり温泉」を経て高野山へ登る国道371号と合流する「犬戻り」付近で群生。梅雨間近(つゆまぢか)の霧雨にぬれている。
「やどり温泉」の話では、毎年、蛍が乱舞するのは、「犬戻り」上流の鮎の瀬(あせのせ)の公園付近から上流数100メートル間と、「犬戻り」下流の市平橋(いちだいらばし)から上流数100メートル間。すでに市平橋の上流では、まだ少ないものの蛍火が暗闇の中を舞い始めており6月中旬には例年通りの「蛍見物」が期待できそう。
西社長は「さすがにNHK大河ドラマ・真田丸の放映で、幸村の里は盛り上がり、当温泉の宿泊客の〝九度山送迎〟も増えています」と説明。「蛍袋の花、蛍火観賞、玉川の流れ、温泉・食事も楽しんでください」とアピールしている。
温泉入浴料は大人610円、小人300円、食事は例えば「新鮮野菜のサラダうどん」(700円)=いずれも税込。
宿泊は1人7866円(夕・朝食付き)から。営業日は金、土、日、月曜日と祝日。宿泊は金、土、日曜日で、7月以降は月曜日も宿泊OK=7月22日~8月末は無休。営業時間は午前11時~午後9時(最終入場は同8時)。
問い合わせは「やどり温泉いやしの湯」(電話=0736・32・8000)。
写真(上、下)は橋本市犬戻り付近の玉川峡に咲く蛍袋の花。写真(中)は自然のふところにある温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」。