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紀州へら竿「匠工房」開業へ♡橋本・南海紀伊清水駅

日本一のへら竿の産地、和歌山県橋本市は南海電鉄、紀州製竿組合と連携して、同市清水の南海高野線・紀伊清水駅に国の伝統的工芸品・紀州へら竿の「匠工房」を設置、近々開業する。
南側の高台には、四季の自然豊かな、へらぶな釣りの隠れ谷池があり、へら竿作り体験のできる「匠工房」は、多くの釣り人に愛されそう。
紀伊清水駅は、難波から高野山へ向かう、橋本駅から一つ目の駅係員・無配置駅である。
橋本市=平木哲朗(ひらき・てつろう)市長=と南海電鉄=遠北光彦(あちきた・てるひこ)社長=が現在、駅舎西側を「匠工房」に改修中。
紀州製竿組合=米田護(よねだ・まもる)組合長=は毎週4日間(火、水、木、土曜)の工房運営を予定。希望者には、へら竿作りの「火入れ」や「穂先削り」を体験してもらい、展示・販売エリアでは、自由に観覧できるよう、手作りへら竿を並べる。体験料は1回1時間〜2000円(税別)〜。工房見学は無料。
匠工房の担当者は、駅の清掃・美化作業をはじめ、お年寄りや体の不自由な人々の介助などにも取り組むとしている。
紀州へら竿は超130年の歴史があり、平成25年(2013)3月、国の伝統的工芸品に指定。同県内では紀州漆器、紀州桐箪笥に次いで3番目の指定となっている。
隠れ谷池はかつて「HERA‐1グランプリ」(全国ヘラブナ釣り選手権決勝大会)が毎年1回、10年間にわたって開かれるなど、国内外の大勢の釣りファンに知られている。
写真(上)は「匠工房」イメージ。写真(中)は紀伊清水駅=向かって右側に匠工房を開設。写真(下)は橋本市市役所1階ロビーに展示されている紀州へら竿。


更新日:2021年1月17日 日曜日 00:00

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