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お願い♡献血協力を!新型コロナ・外出自粛でピンチ
新型コロナウイルス感染防止のため、「不要不急の外出自粛」を要請される中、病気治療に不可欠な「輸血用血液」の確保が難しくなっており、和歌山県赤十字血液センターは、広く県民に献血協力を呼びかけている。
橋本市保健福祉センター東側では4月30日、同血液センター派遣の献血バスが駐車。玄関前では橋本市橋本赤十字奉仕団の山本都(やまもと・みやこ)委員長ら3人が、通りがかりの人々に献血協力を訴えた。
すると同市職員や買い物帰りの主婦らが、全員マスク着用で訪れ、献血バス受付で体温を測定、手指を消毒した後、換気の行き届いた車内で、静かに献血に臨んでいた。
県赤十字血液センターによると、国の緊急事態宣言(4月7日=7都府県、同16日=全国)が発令された後、「不要不急の外出自粛」が叫ばれ、各種イベントは次々と中止、学校の休校、企業の休業が相次ぎ、献血協力が減少した。輸血在庫量は必要量を下回っているという。
同センターは「緊急事態宣言下でも、献血は絶対必要」「献血は不要不急の外出にはあたらない。積極的な献血にご協力を!」と訴えている。
この日、献血に協力した橋本市経済推進部の北岡嘉久(きたおか・よしひさ)部長は、「新型コロナの影響で、輸血用血液が少ないと聴きました。こんな時ほど献血が大切と思うので、同僚や友人知人らにも声をかけます」と話していた。
橋本市内では5月3日(午前10時~正午、午後1時~4時)にも、同市妻のスーパーセンターオオクワ橋本店・駐車場で献血協力を求める。県全体の「献血バス運行スケジュール」は、同赤十字血液センター・ホームページで紹介されている。
写真(上)は橋本市保健福祉センター玄関わきで献血を呼びかける橋本市橋本赤十字奉仕団の人たち。写真(中)は同センターわきに駐車中の献血バス。写真(下)は献血バス・受付を訪れる献血協力者たち。