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志賀國さんが江州音頭♪~橋本おどり踊り初め

江州音頭の第一人者・志賀國天寿(しがくに・てんじゅ)さん一行と、チンドン屋の名手・若葉伯童(わかば・はくどう)さん寿美(としみ)さん夫婦が、7月5日、和歌山県橋本市の県立体育館で開かれた関西初の「橋本おどり・踊り初め」に登場し、にぎやかに雰囲気を盛り上げた。

「橋本おどり・踊り初め」は、盆連協(橋本市盆踊り連絡協議会)=松本宇市(まつもと・ういち)会長=が主催。今回は、盆連協設立15周年の節目を記念して、滋賀県大津市の志賀國さんに出演を依頼。志賀國さんが弟子で美人音頭とりの早浪美加(はやなみ・みか)さんや三味線、ギター、太鼓の名手、さらに三重県名張市の若葉さん夫婦を伴って特別出演した。

中央に組まれた特設舞台で、平木哲朗(ひらき・てつろう)市長が「夏の風物詩・楽しい盆踊りになりますように」と挨拶。橋本・伊都地方はじめ大阪、奈良両府県の20数サークル250人が、揃いの浴衣にうちわ姿などで参加。4重、5重の大きな輪になって、「橋本音頭」や「やっちょんまかせ」「炭坑節」などを流暢に踊った。

後半、志賀國さんや早浪さんら一行が舞台に登場して、江州音頭(ごうしゅうおんど)などを名調子でうたいあげ、若葉さん夫婦も鉦太鼓入りでユーモラスに練り歩くと、踊り子たちもそのリズムに乗って、手をしなやかにかざしたり、足を爪先から踏み進めたり。楽しい盆踊りのスタートとなった。

志賀国さんは「盆連協15周年おめでとうございます。この夏も、橋本の盆踊り、大いに盛り上がってください」と話し、松本会長は「志賀國師匠ご一行には、見事な江州音頭を聴かせていただき、お陰で、その名調子に乗せて、楽しく踊ることができました」と謝辞を述べた。

若葉さん夫婦は今月中旬、ウィーン国立歌劇場(オーストリア)で、海外では珍しいチンドン屋の〝珍芸〟を披露することになっている。

写真(上)は「橋本おどり 踊り初め」で江州音頭をとる志賀國さん。写真(中)は踊り初めを楽しむ踊り子たち。写真(下)はチンドン屋の〝珍芸〟を披露する若葉さん夫婦。


更新日:2014年7月6日 日曜日 00:01

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