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高島屋和歌山店で「和農市」農大生栽培の野菜や果物

高島屋和歌山店(和歌山県和歌山市の南海本線・和歌山市駅ビル内)で、6月、7月、8月のれぞれ各1回、和歌山県農業大学校・学生自治会(南方一樹会長)主催の「出張・和農市(わのういち)」が開かれる。同店開店40周年記念と、農大生の販売教育のコラボレーションで、農大生が丹精込めて栽培した野菜や果物を販売。「ぜひ、立ち寄ってください」と呼びかけている。
同農業大(内田利久校長)は、和歌山県かつらぎ町中飯降422にあり、1年生22人、2年生15人の計37人が在籍。農業知識を学ぶとともに、同校周辺の田畑(約2ヘクタール)で、農産物の露地栽培、ハウス栽培などで、農業技術を習得している。
同学生自治会は、約5年前から、同校内で毎週木曜日の午後2時〜3時、季節の野菜・果物を販売する「和農市」を実践。昨年から和歌山市のJR和歌山駅前のみその商店街や、かつらぎ町の産業まつりなどで、校外でも「出張・和農市」を行い〝新鮮な農産物〟と〝農大生のひた向きさ〟が、県民から好評を博している。
高島屋和歌山店では、6月22日、7月13日、8月24日のいずれも土曜日の午前10時から「出張・和農市」を開催。「出張・和農市」の設置場所は、和歌山市駅の玄関口〜高島屋和歌山店入り口の中間付近。
6月はうめ、すもも、トマト、タマネギ、7月はすもも、ブルーベリー、スイートコーン、トマト、8月はブドウ、ブルーベリー、ナス、ピーマンなどを販売する予定。
販売量は各市とも軽トラック1台分くらいで、売り切れ次第〝閉店〟となる。
同農業大の岩尾和哉・養成部長(准教授)は「当校の学生は卒業後、すぐに就農するか、いったん農協や市場、農産物加工会社に就職し、経験を踏んだうえ、やがて農業を後継することになります。日本の農業振興に向けて、貴重な人材です。農大生にとっては、農産物の栽培だけでなく、販売教育も大切なので、皆さんの協力をお願いします」と言っている。
なお、同大学では6月16日(日)〜10月20日(日)まで、計6回にわたり「平成25年度オープンキャンパス」を開催。対象者は高校生や農業大学校への入学希望者で、定員は10人(男女不問)。講座内容は、情報処理コース(ホームページの作成)や果樹コース(うめの収穫)などの各コース。
開催日程は次の通り。第1回=6月16日(日)、第2回=7月29日(月)、第3回=8月8日(木)、第4回=8月23日(金)、第5回=9月29日(日)、第6回=10月20日(日)。天候、担当職員の都合などで、日程や講義内容の変更もある。問い合わせは同農業大(電話0736・22・2203)へ。
写真(上)は和歌山市のみその商店街で行われた和歌山県農業大学校の「出張・和農市」。写真(中)は柿栽培で柿の摘蕾(てきらい)作業をする和歌山県農業大学校の学生。写真(下)はナスやブロッコリー、鉢花などを並べた農業大校内での「和農市」。


更新日:2013年6月4日 火曜日 15:30

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