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和歌山県〝農大祭〟消費者大喜び~野菜果物即売
和歌山県かつらぎ町中飯降の和歌山県農業大学校(佐々木茂明校長)で、12月4日、第38回〝農大祭〟が開かれ、紀北地方の家族連れやグループら約1000人でにぎわった。地元選出の門三佐博県議は「学生たちの精進が実った祭典」とたたえ、井本泰造町長はまちを活性化し、幸せな農業生活につながります」と挨拶した。
中庭に張られたテント内には、学生(1、2年)53人が栽培した富有柿や温州みかん、サツマイモや大根、葉牡丹などの果物や野菜、花を展示即売。いずれも学生たちが丹精込めて作った農産物のうえ、市価よりもかなり格安とあって、どの売り場も行列ができる人気ぶり。
本館1階では〝学習の取り組み展示〟コーナーがあり、学生たちの楽しそうな様子を写真や文で紹介。学生バンド〝かつらぎボンバーズ〟による農大ライブや、編みかご作り体験コーナー、運動場ではモチまき・お菓子まきがあり、若者や子どもたちは大喜び。模擬店の焼きそばやおでん、食堂の農大そばやカレーライスも「うまい、うまい」と、大はやりだった。
内田利久・同大学副校長は「この祭典を通じて、農業を愛する多くの皆さんと交流し、農業の素晴らしさと、農業大の学習や取り組みについて、知っていただけたら幸いです」と話していた。
更新日:2011年12月4日 日曜日 21:01