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「犯罪、飲酒運転許さない」橋本署長に中島さん着任

    橋本署長に着任した中島さん(所長室で)
    橋本署長に着任した中島さん(所長室で)
    橋本署長に着任した中島さん(所長室で)
    中島署長が着任した橋本警察署

和歌山県の北玄関を守る橋本警察署に、新署長として中島通隆さん(58)が着任した。中島さんは、県警本部捜査1課長を経てきたベテラン刑事で、橋本署へは15年ぶり3回目の赴任。橋本地方には数多くの人脈を持っていて、「明るいまちづくりに総力をあげる」と、力強く語った。

中島さんは1972年4月に県警巡査を拝命。81年に巡査部長に昇進し、橋本署・御幸辻駐在所(現・連絡所)勤務となった。これが橋本地方への初赴任で、同署外勤課や刑事防犯課(現・生活安全刑事課)での勤務を含め、約6年間を橋本で過ごした。

「当初、山間部の多い橋本地方は、閉鎖的ではないかと心配したが、実は人情味あふれるまちでした。たとえば、秋祭りの進め方や、お墓参りの混雑ぶりなどを、あらかじめ教えてくれる。事件、事故を防止するのが仕事ですから、大助かりでした」と述懐する。また、「あの頃は、城山台の宅地開発の真っ最中で、関西電力の電線(銅線)が盗まれる窃盗事件が頻発。まだ、一軒も家の建っていない時代でしたから、あの広大な現場(造成地)から引きあげる際、道に迷って、往生しましたよ」と、苦い経験もある。

2度目は、94年に警部に昇進して、橋本署・生活安全刑事課長に就任した。とくに、その翌年の春には統一地方選挙、夏には参院選挙があり、選挙違反の捜査に明け暮れる毎日。その一方で、まちの各界の「名士さん」との出会いが沢山あり、親交を深めた。そして今回の橋本署への赴任。「当時、知り合った、あの人、この人との再会。ほんとうに力強い限りです」と、感慨深げだ。

驚いたのは、市北部の開発ぶり。城山台はもちろん、三石台、小峰台、彩の台などの巨大新興市街地が広がっている。旧市街地を含め、子どもや女性に対する声かけ、わいせつ犯罪が目立つ。「この事実は断じて放置できない。誘拐や殺人事件に発展しかねない」と心配し、「市民の皆様の協力を得て、まちの『死角』などに、犯罪抑止や犯罪捜査に役立つ『防犯カメラ』設置を進めたい」と強調する。また、交通事故は、国道24号、371号に細い道路が交差する地点で多発している。これは要所で『立番』を実施して、注意を喚起したい」とし、「飲酒運転による死亡事故、人身事故は昨年、なかったものの、一歩誤れば大事故につながる。断じて許さない」と話した。そして、「当署も若い警察官が多くなっているので、その能力をフルに発揮させるとともに、育成に努めたい」と結んだ。、

岩出市に自宅があり、家族は夫婦と長男、二男、孫4人。長男と二男は、すでに独立、社会人として活躍している。趣味は家庭菜園で、自宅近くの畑(約300平方メートル)でエンドウやトマト、ナスなどを栽培。柔道は3段、剣道も2段の腕前だが、常に笑顔を絶やさない穏やかな人柄。

和歌山北署外勤課を振り出しに、県警本部では機動隊や捜査1課・特殊犯捜査係、特殊犯係(、強行犯特捜班長、警務課企画課長補佐、暴力団対策課(現・組織犯罪対策課)次席、管理官(警視)、企画指導室長、警務課次席、少年課長などを歴任。所轄署では串本署警務係・刑事係長、岩出署生活安全刑事課長などを歴任。

                     (2011年3月15日 曽我一豊)

更新日:2011年3月15日 火曜日 22:07

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