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「飲酒運転ダメ」橋本中生訴え~橋本署前〝円板作戦〟
歳末警戒が始まった12月1日、和歌山県橋本市立橋本中学校の生徒会は、和歌山県警・橋本署前で、往来する車のドライバーに「飲酒運転ダメ」のプラカードを示し、交通ルールを厳守するよう訴えた。
橋本署と市民ボランティアが企画、橋本中学校に依頼した。この日午後、同校生徒会長の2年生・田中拓良さん(13)ら、生徒会の役員6人が、担当の湯浅寛章教諭とともに橋本署前に集合した。
花折宗紀・同署交通課長が「当署管内の飲酒運転の検挙者数は、今年1月~11月末で52件にのぼり、昨年同期より14件増えています。飲酒運転は重大な事故につながるので、取り締まりを強化します。皆さんの協力は、誠に心強いです」と、礼を述べた。
この後、生徒6人は同署前の歩道に一列横隊に並び、丸い道路標識(直径60センチ)3枚に、それぞれ「飲酒」「運転」「ダメ」と表示した〝円板〟や、「飲酒運転追放」と書いた御用提灯(ごようちょうちん)を持って、頻繁に行き来するドライバーに見せ、アピールした。
田中さんは「酔っ払い運転は、絶対やめてほしい」と訴え、花折交通課長は「私たちの取り締まりにも限界があるので、ぜひ皆さんの協力をお願いします」と話した。この運動は約10年前から実施。全国的に飲酒運転・罰則強化が始まる以前から、橋本中学校の先輩・後輩に受け継がれている。
更新日:2011年12月1日 木曜日 15:07