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横断旗の〝洗濯〟で注意心養う~橋本東保育園児
和歌山県橋本市原田の市立橋本東保育園(前谷明子園長)の園児は、9月16日、和歌山県警橋本署・橋本駅前交番のお巡りさんたちの指導で、日頃、交通事故に遭わないように〝お世話〟になっている「横断旗」の洗濯をした。
5歳児13人が園舎北側の運動場に集合。同園が使用・保管している大きな「園外保育(遠足)用・鳩マーク入り横断旗」2枚と、登園時などに使う小さな「横断旗」約50本を用意。この日、休日返上で橋本交番所長の岩戸誠也警部補(56)と成川友里恵巡査(22)が訪れ、成川巡査が「みんなで横断旗をピッカピカにしましょう」と号令をかけた。
児童たちは、タライに水を張って横断旗を入れ、大きな横断旗は洗剤で洗い、小さな横断旗は素洗いして、じゃぶじゃぶとすすいだ。タライを囲んだ園児たちは、「もっとしっかり洗ってよ」とか、「よっしゃ、きれいになったよ」などと言いながら、楽しそうに洗濯に挑んでいた。
この後、横断旗は一枚一枚、プールサイドに並べ、天日干しした。また、同園玄関前の横断歩道で、岩戸所長や成川巡査が、正しい渡り方について指導。園児らは、みんな目を真ん丸くして、右、左、右を見回し、しっかり手を上げて渡っていた。
前谷園長は「心を込めて横断旗を洗濯し、横断歩道の渡り方を教わることで、〝車への注意心〟が養われて、事故に遭わないですむのだと思います」と、感謝していた。
更新日:2011年9月16日 金曜日 21:00