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開花♪山茶花の老樹♡堀越癪観音〜樹勢も生き生き
きれいに晴れ渡った11月16日、和歌山県かつらぎ町東谷の堀越癪(しゃく)観音で、老衰から復活した名物「山茶花(さざんか)の老樹」が開花、参拝・観光客を喜ばせている。
この山茶花は、県指定文化財・天然記念物で、樹齢は超200年と推定され、幹周り約1・45メートル、高さ約13・5メートルの大樹である。
平成初期には樹勢が衰え、枯死寸前の状態となったが、向井聖順(むかい・せいじゅん)住職は、日本樹木保護協会に治癒を依頼した。
樹医は平成27年(2015)2月まで、根元の盛り土を除いて通気性を確保し、幹の空洞をセメントで塞ぐなどの手当てを施し、今では本来の樹勢を復活。沢山の蕾が次々生まれ、美しいピンクの花を咲かせている。
堀越癪観音では、現在、庫裏の茅葺(かやぶき)屋根を、50年ぶりに葺き替え中で、11月末には完成する予定。
地元・四郷地区は全国に名高い串柿の里で、今、天日干しの「串柿の玉簾(たますだれ)」が素晴らしい。
山茶花、新しい茅葺屋根、串柿の天日干しーー、参拝・観光客にとって、楽しい季節が到来している。
写真は堀越癪観音の名物・山茶花の老樹。
更新日:2021年11月17日 水曜日 00:16