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心和む霧島ツツジ♪堀越癪観音・向井住職夫妻が栽培

和歌山県かつらぎ町堀越東谷の「堀越癪観音(ほりこししゃくかんのん)」=向井聖順(むかい・せいじゅん)住職=で、初の「躑躅(つつじ)祭り」が開かれ、多くの参詣者が、満開の約200株の霧島ツツジを観覧して心を和ませた。
堀越癪観音は真言宗山階派(やましなは)の名刹(めいさつ)。本尊は飛鳥~奈良時代の修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が、母の腹痛を治そうと心込めて彫った秘仏・十一面観音像で、広く信仰を集めている。
同観音の霧島ツツジは約50年前、向井住職と妻の教視(のりみ)さんが植栽。参道や境内、公園などで、丹精込めて育ててきた。令和元年5月上旬、「躑躅祭り」と名付けて開いた、柴燈護摩祈祷(さいとうごまきとう)・火生三昧(かしょうざんまい)では、大勢の参詣者が、素晴らしい霧島ツツジを見物。
赤や白のツツジは、緑葉とともに色鮮やかで、四方の山や谷からは、ウグイスの声が届いてくる。護摩壇の炎で焚く護摩木(ごまぎ)に所願成就の心を込め、素足の火渡り修行を済ませてきた夫婦連れらは、霧島ツツジを見て回り、「なんと、もう、幸せをいただいている」と、目を細めていた。
同観音は夏は山々の深緑におおわれ、秋は境内の大銀杏(おおいちよう)の黄葉や、山茶花(さざんか=県天然記念物)のピンク色の花が、参詣者の心を癒してくれる。
同観音の山麓では、京奈和自動車道・かつらぎ西ICから一部県道を経て、大阪府和泉市を結ぶ「鍋谷峠道路」(国道370号)がすでに開通。参詣者の交通の便も良くなっている。
写真はいずれも堀越癪観音の「躑躅祭り」で満開の霧島ツツジ。


更新日:2019年5月21日 火曜日 00:00

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