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名物・いちょう飴好評♪堀越癪観音~大銀杏も黄葉へ

和歌山県かつらぎ町東谷1360の「紀州堀越癪(しゃく)観音」=向井聖順(むかい・せいじゅん)住職=の境内で、名物の銀杏(いちょう)の大樹が薄らと黄葉しはじめた。縁側ではこの大銀杏の葉のエキスで作った「いちょう飴」なども売っており、参拝・観光客に楽しい晩秋・初冬の情緒を感じさせている。
大銀杏は樹齢約400年で同観音の神木。太い幹には鍾乳洞(しょうにゅうどう)のような木瘤(こぶ))が垂れ下がる。無数の葉は11月初旬から黄ばみはじめ、12月には見事に黄葉。風吹くごとに葉を散らせ、根元は円陣を描くように、黄落(おうらく)に染まる。
同観音では、この大銀杏から「元気」をいただこうと、大阪府富田林市の業者に依頼して、大銀杏の葉のエキスを混ぜた「いちょう飴」をつくり、1袋(110グラム、20数個入り)330円で販売。もちろん医薬品ではないが、昔から銀杏葉エキスは「血流を改善し、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞の予防などに効能がある」とされ、そばには銀杏の絵の「木染めの日本手ぬぐい」(700円)も飾っている。
参拝・観光客は、大銀杏を見上げた後、「いちょう飴」をお土産にする。向井住職は竹箒(たけぼうき)で落葉を掃きながら、「銀杏の木も、銀杏の飴も、皆さんに喜んでいただき、有難いです」と、笑顔で話していた。
写真(上)は黄葉しはじめた堀越癪観音の大銀杏=手前は修業大師(空海)像。写真(中)は堀越癪観音のいちょう飴。写真(下)は木染めの日本てぬぐいと名物・いちょう飴。


更新日:2017年11月12日 日曜日 00:00

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