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野生ザル、橋本で出没!市や警察、被害防止を喚起
和歌山県橋本市で最近、野生のサルが頻繁に出没している。今のところ負傷被害などは出ていないが、同市農林振興課と橋本警察署などは、被害防止と情報提供を呼びかけている。
市民の目撃情報によると、サルは体長80センチ前後の日本ザルで、雌・雄については不明。
同市経済推進部農林振興課の話によると、先ず10月9日午前8時15分ごろ、橋本市恋野小学校南側の民家周辺で野生ザルが出没。同日夕方には同市賢堂の国道371号沿い山側で目撃された。
次に10日午前10時40分ごろ、同市学文路小学校周辺、午後4時20分ごろには南海高野線・学文路駅周辺に出没した。
さらに11日午前6時10分ごろ、同市学文路の長池周辺で目撃された後、午後4時25ごろには同市高野口町小田、名古曽周辺に出没、今は姿をくらませている。
学文路駅近くに住む会社社長は「大きな野生ザルが、うちの土塀の上に座っており、驚いて110番通報しました。サルは駅の方へ走り去りました。家に侵入されたら、それは大変ですよ」と胸をなでおろしていた。
同市農林振興課は「自宅の窓やドアを閉めて、被害に遭わないように。野生動物なので、人に危害を加えることも。エサを与えたり、威嚇したりしないように」と呼びかけている。
目撃情報は同市農林振興課(電話・代表0736・33・1111)へ。
写真は昨年2月に橋本市内全域に出没した野生ザルの記録写真=橋本市経済推進部・北岡嘉久(きたおか・よしひさ)部長撮影。
更新日:2021年10月12日 火曜日 00:00