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親子猿〜豪雨のち涼風♡丸山公園〜残暑も刻々と
和歌山県橋本市は、長雨続きの8月19日朝、土砂降りの雨が降り、昼は雲間から太陽が現れ、夜は半月が山河とまちを照らした。
JR・南海橋本駅近くの丸山公園では、園舎にすむ親子3匹の猿一家が、雨、雲、日、月に驚きながらも、雨天の涼しさを喜んだに違いない。
この日は、早や立秋から12日目。とくに午前9時頃は、バケツをひっくり返したような雨が降った。その雨もすぐに小降りとなり、午後は晴れたり曇ったり。気温も22〜26度で、心地よい涼風が吹いた。
同公園は、陵山古墳や県立橋本高校のすぐ隣にあり、毎春、花見の宴でにぎわう桜の名所。
雨上がりの桜並木はびしょ濡れで、どの枝葉からも雨露がしたたり落ちる。ベンチや下草には、日が照り翳りする。つくつくぼうしと蝉の声があふれる。
親子猿3匹は、その風景に見入った後、今度はわが身の害虫取りに没頭すると、綺麗な茶色の毛に風が吹いていた。
天気予報では20日も似た天候だが、その後はしばらく曇り空が続き、最高気温は30以上の真夏日に。今度は猿一家も残暑と闘うことになる。
写真(上)は雨後の公園風景を眺める丸山公園の猿。写真(中)は桜の枝葉に光る幾つもの雨露。写真(下)は害虫退治に取り組む可愛い猿。
更新日:2021年8月20日 金曜日 00:00