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高野山で秋明菊の花♡常喜院〜参拝者ら心潤され
青天の眩しい秋彼岸――。和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺前の常喜院(じょうきいん)=加藤栄俊(かとう・えいしゅん)住職=で、まっ白な秋明菊(しゅうめいぎく)が開花、参拝・観光客の心を潤している。
常喜院は保元元年(1156)、高僧・心覚阿闍梨(しんかく・あじゃり)が再興。江戸後期の大火で焼失、明治3年(1870)に再建された。御本尊は国宝・地蔵菩薩像である。
その山門脇で、今、背の高い茎の先に秋明菊が咲き誇り、沢山の蕾(つぼみ)も膨らんでいる。秋明菊はキンポウゲ科の一種で、別名・秋牡丹(あきぼたん)とも呼ばれる。
秋彼岸の花と言えば、もちろん、まっ赤な曼珠沙華(まんじゅしゃげ)だが、秋明菊もまた格別なしっとり感があり、参拝・観光客は見入りながら、スマホ撮影して、笑顔がこぼれていた。
常喜院は、金剛峯寺〜壇上伽藍(だんじょうがらん)への蛇腹道(じゃばらみち)入口脇にあり、近くには国宝、重要文化財などを紹介する高野山霊宝館がある。
秋彼岸は9月20〜26日で、23日(祝)は彼岸の中日。歴史・文化の豊かな高野山は、マスク掛けの多くの参拝・観光客で賑わっている。
写真は常喜院・山門脇で咲いた綺麗な秋明菊。
更新日:2021年9月24日 金曜日 00:00