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高野山・六角経蔵で一汗♡大輪回し疫病退散祈る

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の参拝・観光客らは、厳しい新型コロナ禍の中、壇上伽藍(だんじょうがらん)の六角経蔵(ろっかくきょうぞう)で、「大輪回し」に一汗かき、疫病退散を祈っている。

この六角経蔵は平安時代末期、鳥羽天皇の皇后・美福門院(びふくもんいん)が、天皇の菩提(ぼだい)として創建。その経蔵は火災で焼失したが、昭和8年(1933)に篤志家の厚意で再建されている。

六角経蔵の高さは約20メートル。経蔵の外側に突き出た把手(はしゅ)を、参拝者数人が力を合わせて押すと、経蔵内の大輪がごろごろと音を立てて回転する仕組みになっている。

訪れた家族連れや若いカップルらは、経蔵前の賽銭箱に金銭を投じた後、それぞれ把手を握り、じっくり腰を据えて押し、経蔵の大輪を回転させる。

最後に全員手を合わせ、額に汗を輝かせながら、家族安泰や世界平和とともに、疫病退散を祈っていた。

壇上伽藍は、金剛峯寺と蛇腹道で通じており、中門、根本大塔、金堂、御影堂、鐘楼などが建ち並ぶ。そばには高野山の貴重な文化財を紹介する霊宝館もある。

写真はいずれも参拝・観光客が大輪回しで祈願する高野山・六角経蔵。

 


更新日:2021年8月30日 月曜日 00:00

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