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お月見、箏の音も流れ♡21日・妙楽寺〜語り部登場
〝中秋の名月〟と〝重陽の節句〟を兼ねた「お月見コンサート」が9月21日夜、和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=の境内で開かれる。
同寺は820年(弘仁11)、弘法大師・空海が創建。やがて無住寺・無檀家となり、今は老朽化で本堂を撤去。江戸時代建立の鐘楼門だけが残る。
地元有志が再興に献身を重ね、本尊・木造薬師如来坐像(県指定文化財)は先日、保存先から仮本堂へ還坐(かんざ)し、開眼法会(かいげんほうえ)を営んだばかり。
今回の「お月見コンサート」は、同日(火)午後7時から、鐘楼門・正面の本堂跡・境内で開催。同市在住の箏演奏家・山田裕子(やまだ・ひろこ)さんと、大和語りべ・やすきひろこさんが登場する。
山田さんの箏演奏で、やすきさんが自作の「渡邊綱(わたなべのつな)と茨木童子(いばらきどうじ)」を語る名演などが予定されている。
岩西住職は「名月の下、箏の音と語りを聴きながら、秋の夜長をお楽しみください」と言っている。
参加費は1人300円。同寺では新型コロナ感染防止のため、空気清浄な境内とはいえ、手指消毒液やマスクを用意、3密注意を遵守。悪天候やコロナ禍次第では、中止もあり得る。
嵯峨天皇勅願所 真言律宗・妙楽寺(電話=0736・32・1810)。
写真(下)は妙楽寺で「あまびこ」の面を被って語るやすきひろこさん。写真(中)は中秋の名月。写真(下)は箏演奏する山田裕子さん(右)と歌う長女・未来さん(左)=いずれも過去のお月見コンサートで。
更新日:2021年9月14日 火曜日 00:00