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薄紫の花、小峯寺で満開♡蜜蜂喜び、木洩れ日揺れて

役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりの日本遺産・小峯寺(おみねじ)」(和歌山県橋本市小峰台)で6月29日、山門わきの薄紫のアガパンサスの花が咲き、大楠の木洩れ日を浴びて、梅雨の晴れ間の風景を繰り広げていた。
同寺は奈良時代に役行者が滞在・修練を積んで始まったとされ、本堂に秘仏・馬頭(ばとう)観世音菩薩、薬師堂は薬師如来、山上の行者堂には修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が祀られている。
アガパンサスの花は、南アフリカ原産で、明治中頃に渡来した和名・紫君子蘭(むらさきくんしらん)。
この日、正午頃の空は入道雲がもくもく。境内の楠の巨木の枝葉の間から、眩いばかりの日輪がゆれる。その下では10数輪のアガパンサスの花が咲き、小さな蜜蜂が夢中で蜜をいただいていた。
同寺は昭和51年(1976)頃まで険しい山中にあったが、その後、周辺で大規模な宅地開発が行われ、今は、近くに初芝橋本高校や市民病院があり、交通も便利になっている。
なかには同病院でワクチン接種を終えた高齢者が、接種後の安泰祈願に訪れ、大楠の緑風やアガパンサスの花々に心救われていた。
写真(上)は日本遺産・小峯寺で咲いたアガパンサスの花。写真(中)はアガパンサスの蜜を吸う蜜蜂。写真(下)は大楠にかがやく梅雨晴れの日輪。


更新日:2021年6月30日 水曜日 00:00

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