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金剛山・登頂1500回達成!橋本の尼川さん77歳

修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)ゆかりの大阪・奈良の両府県境にある金剛山――。和歌山県橋本市北馬場在住の俳人・尼川健次郎(あまかわ・けんじろう)さん(77)は、このほど金剛山・登頂1500回を見事達成し、仲間から「よく頑張った」と祝福されている。
金剛山は約1300年前、役小角が修行したとされる標高1125mの名山で、尼川さんは昭和60年(1885)9月5日、妻の珠美(たまみ)さん(故人)と共に、この金剛山へ初登頂した。
尼川さんは以来、自然豊かな金剛山に魅了され、春夏秋冬一人で金剛登山を重ね、今年8月27日には、当面の自己目標「1500回登頂」を成し遂げた。
この日は〝節目の登頂日〟なので、親しい橋本の運動仲間5人も参加。大阪府千早赤阪村の登山口付近から、普段は約1時間かかるところを、みっちり約2時間がかりで歩き、ついに到着した山頂の葛城神社前でバンザイ三唱、笑顔いっぱいの記念撮影をした。
尼川さんは、大阪府八尾市の俳句結社「河内野(かわちの)」同人で、これまで特選・入選句・計約1400句を数えている。例えば、今年7月号には「虹立ちて二つの山を繋ぎをり」(特選句)が紹介されるなど、これまで金剛登山の素敵な写生句も沢山記されている。
尼川さんは「金剛山頂からは、遥かに大阪湾が見え、眼下には町並みが広がり、四季折々の山道もまた素晴らしいです」と述懐。これからも「健康を心掛けながら、毎週1回の金剛登山に挑戦し、四季折々の情景を詠みながら、いずれは心込めた句集を出版したい」と語っている。
写真(上、下)は金剛山・登頂1500回を達成して金剛山・葛城神社前などで記念撮影する尼川さん=右から3人目=ら。写真(中)は金剛山頂に向かって登る尼川さんと仲間たち=辻上嬉代美(つじうえ・きよみ)さん撮影・提供。


更新日:2020年9月1日 火曜日 00:00

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