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花椿、真っ盛り♡日本遺産・小峯寺~鬼瓦も微笑む

役行者ゆかりの日本遺産・小峯寺(おみねじ)」(和歌山県橋本市小峰台)の境内で3月9日、真紅や白、ピンク色の椿の花が満開になり、眩いばかりに早春の彩りを放っている。
同寺は奈良時代に役行者が滞在、修練を積んで始まったとされ、本堂に秘仏・馬頭(ばとう)観世音菩薩、隣の薬師堂は薬師如来、山上の行者堂には修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が祀られている。
境内に立つ一番大きな椿の木は、高さ約10メートルもある2本で、向かって右が真紅、左がピンク色、その近くでは、純白の椿も凛々しい。
この日は、恒例の「柴燈大護摩祈祷(さいとうおおごまきとう)」の3日後で、さすがに人影は少なかったが、花椿は暖かい日差しを浴びて、鐘楼の屋根の鯱(しゃちほこ)も、鬼瓦も思わず微笑んでいる様子。
同寺をよく知る高齢者の一人は、「昔、この寺は険しい山中にあり、参拝するのも大変でした。今は広く山他開発されて、初芝橋本高校や市民病院ができるなど、便利になりました」と述懐。
「とくに小峯寺周辺は、四季の自然が美しく、とても心救われます」と話していた。
写真は、日本遺産・小峯寺の境内に咲き誇る美しい椿の花々。


更新日:2021年3月10日 水曜日 00:00

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