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蛍袋、沢山咲いた♡玉川峡谷〜近く源氏ボタル乱舞
高野山麓の和歌山県橋本市・九度山町を流れる玉川(紀伊丹生川)沿いで、今年初めての真夏日となった6月8日、美しい蛍袋(ほたるぶくろ)の花が満開となった。
玉川の環境を守る玉川愛好会会長の上西進(うえにし・すすむ)さんは「すでに源氏ボタルが飛びはじめており、近く乱舞することでしょう」と言っている。
この日、同地方の最高気温は、31度前後の真夏日。蛍袋は同市彦谷・犬戻り下流域で開花して、提灯(ちょうちん)形の白い花が、木洩れ日を浴びながら、幾つもぶら下がっていた。
古くは火垂(ほたる)を提灯(ちょうちん)と言い、日本の子供たちは、蛍袋の花の中に蛍を放って、蛍袋のほの明かりを楽しんできたという。
源氏ボタルの飛翔場所は、同市北宿の「やどり温泉いやしの湯」下流約300メートル周辺や、犬戻り下流の青渕付近、九度山町のふるさと物産店「さえもん」上流約200メートルあたり。
上西さんは「今月15日頃から月末頃まで、源氏ボタルが沢山飛翔することでしょう。さらに平家ボタルが現れ、毎年7月中頃まで見ることができる。日没から午後9時頃まで楽しめますよ」と話していた。
写真は玉川峡谷に咲いた蛍袋の花々。
更新日:2021年6月9日 水曜日 00:00