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魚釣りや虹の滝楽しむ♡黄砂祓う玉川峡の深緑清流

中国から黄砂が飛来した5月9日、和歌山県橋本・伊都地方の山々は白っぽく霞んだが、橋本・九度山両市町を流れる玉川(紀伊丹生川)では、近府県からマイカーで訪れた家族連れらが、深緑と清流のほとりで、楽しいひとときを過ごした。
この日、同地方の天候は晴れ、気温は16〜25度で早々と夏日。しかも、中国から偏西風に乗って、黄砂と有害物質PM2・5が飛来。紀の川沿いの山々は、まぶしい陽光の中、白々と埃っぽく霞んだ。
それでも関西の奥座敷と言われる玉川峡谷では、緑風がそよぎ、黄砂やPM2・5など全く感じられない清涼さを示した。
家族連れらが岩場から魚釣り、磧(かわら)ではバーベキュー、川沿いの道ではサイクリストらが颯爽と深緑をくぐり抜けて行く。
明治後期まで、高野山の僧や山伏の行場だった「五光(ごこう)の滝」では、まさに滝壺の水しぶきに5色の虹があらわれ、時折訪れる若者たちは大喜び。
近くの温泉総選挙2018ファミリー部門1位の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」の駐車場は、近府県ナンバーの車でいっぱい。
この大自然の中でも、飲食・入浴以外は、マスク着用・手指消毒・3密注意を守りながら、新型コロナ禍の鬱憤(うっぷん)を晴らしていた。
写真(上)は玉川峡谷で魚釣りを楽しむ家族連れ。写真(中)は黄砂など微塵も感じられない玉川峡谷の深緑。写真(下)は滝壺に虹が現れた五光の滝。


更新日:2021年5月10日 月曜日 00:00

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