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太閤秀吉「駒繋ぎの松」青々と♡橋本の利生護国寺

和歌山県橋本市隅田町下兵庫の真言律宗・覚王山「利生護国寺(りしょうごこくじ)」境内で、豊臣秀吉ゆかりの「駒繋(こまつな)ぎの松」が、青々とそそり立ち、初夏の瑞々しい風景を見せている。
同寺は奈良時代に聖武天皇の勅命で僧・行基が創建、弘安年間(1278~88)に鎌倉幕府執権の北条時頼が再興した。
「駒繋ぎの松」は文禄3年(1594)、太閤秀吉が母の3回忌で高野山へ参詣。その帰途、同寺に止宿した際、馬を繋いだ。松は境内を覆う大樹だったが、往年の風により倒木したとされる。
現在の「駒繋ぎの松」は、同境内に植樹された高さ約10メートルの若々しさで、春には松の芯が生まれ、今では逞しく伸びて、天を指している。
同寺本堂は国の重要文化財、その山門は国の登録有形文化財で、山門は今春修復、落慶法要が営まれたばかり。
時折、参拝・観光客が立ち寄り、その歴史的な寺院と、駒繋ぎの松を拝観、心を洗っている。
近畿の梅雨入りは5月16日で、平年よりも21日早く、昭和26年(1951)統計開始以来、最も早いという。
写真(上)は利生護国寺の駒繋ぎの松=背景は本堂。写真(中)は逞しく育った松の芯。写真(下)は山門修復・落慶法要の際の駒繋ぎの松。


更新日:2021年5月17日 月曜日 00:00

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